毎年、建物火災の約50%、そして建物火災による死者数の約90%が住宅から発生していて、防災対策、特に火災による死者数の低減を考えるうえで住宅火災はきわめて重要な問題となっています。
火災による死者数の火元建物用途別の内訳では、専用住宅と併用住宅を合わせた割合が約90%ですが、専用住宅に限ってみても80%もあり、ごく普通の一般住宅での火災によって大半の方が亡くなっています。
また、建物用途別の火災100件当たりの死者発生率は、住宅(4.5%)、旅館・ホテル(2.5%)、病院・診療所(2.0%)の順に高く、住宅は他の建物用途に比べ死者の発生率が非常に高くなっています。
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