火災で恐ろしいのは、火災発生場所付近での火や熱による直接的な影響だけでなく、火災によって生じる煙です。
例えば、ビル火災では、犠牲者の多くが出火場所から離れた上階で、伝搬した煙によって退路を失い、一酸化炭素中毒など煙の毒性で亡くなっています。
このように火災時の煙は、たとえ火の元から離れた場所にいる場合でも、火災に気付くのが遅れ、避難のタイミングを失ったときには死に至る原因となります。
消防白書によると、火災による死因ですが、一酸化炭素中毒や窒息によるものと、火傷によるものと、ほぼ同じ割合になっています。
また火災時の煙の影響には、人体への直接的な影響のほかにも、視界の低下やそれに伴う心理的不安によるパニックなどもあります。
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