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ガラス事故防止の方法

危険な場所に使われているガラスに対して、どういう安全対策を講じることができるかといいますと、大きく分けて2つの方法があります。

一つは、ガラス前面に手すりなどを設け、人間がガラスにぶつかるのを防ぐ方法です。
なお、これと同じようなねらいで、ガラス面上に目印となるものを設けて、ガラスの存在を人間に認識させることによって、ぶつかりを避けさせる方法も多く用いられていますが、効果の確実性という点でやや難があるといわれています。

もうひとつの方法は、割れない、あるいは割れても安全なガラスを使うことです。
ただし、この場合、人間の出す力は予想以上に大きく、割れないガラスを選ぶことは現実にはまず無理だということが確かめられているのです。したがって、この方法をとろうとする場合は、強化ガラス、合わせガラスなどの、いわゆる「安全ガラス」の使用することになります。

このうち、強化ガラスというのは、簡単にいえば焼き入れしたガラスで、普通のガラスに比べて強度も数倍高いのですが、それよりは、仮に割れたときにも破片が粒状になってしまい、人の体を傷つける可能性が少ないので、その分安全なわけです。

また、合わせガラスというのは、2枚のガラスが丈夫な中間膜によって接着されたものですから、仮に割れたとしてもヒビが入るだけで、破片がばらばらになることはありませんから、やはり人の体を傷つけにくいわけです。

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