高齢者世帯の増加など、現在の家族形態の変化が、溺水事故の増加につながっていることもいえますが、この溺水事故を少しでも防ごうとするならば、まずは浴室を安全にするような対策の必要があります。
例えば、浴室に手すりを設け、床をすべりにくい床にすることなどは、この溺水事故の防止の対策に有効です。
しかし、このような事故防止対策だけでは十分ではなく、それに加えて使う側での事故防止に対する注意が必要になります
また、心臓や血圧などの持病を持っている人が、冷えきった体で急に熱い湯につかると、心筋梗塞などの発作を起こしやすいと言われています。特に飲酒後の入浴などは危ないといわれています。そのため、例えば脱衣室を暖房したり、冬場などは冷え込む前に入浴を済ませてしまうなどして、体に急激な温度差の負担をかけないように気を付けるべきでしょう。
安全な浴室となるよう事故対策を施したうえ、使う側でもこのような事故防止に対する注意を払うことで、はじめて溺水事故の防止につながります。
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