毎年、ガスコンロによる火災が住宅火災原因の上位にありますが、そのほとんどがいわゆる天ぷら油火災です。
これに対して、最近、ガス全社やガス機器メーカーが協力して開発した天ぷら油火災防止機能付きガスコンロは、コンロバーナーに温度センサーを取り付け、天ぷら油火災を防止できるようになっています。
また、温度センサーを利用することによって、煮物調理の焦げ付きや鍋の空炊きを防止することもできます。
天ぷら油火災防止機能付きガスコンロには、次のような安全装置があります。
（１） 立ち消え安全装置
ガスコンロの炎が風、煮こぼれ等で消えてしまった時、生ガス漏れを防止するものです。
（２） チャイルドロック
子供のいたずら等によって、ガスコンロに火が着くことを防止するための安全装置です。
（３） 消し忘れ防止タイマー
ガスコンロの消し忘れ事故を防止するため、点火後一定時間が経過すると同時にガスを止め、消化させる安全装置です。
（４） 鍋底温度センサー
ガスコンロの火の消し忘れ等によって起こる天ぷら油火災を防止するための安全装置です。温度センサーを鍋底に接触させ、その温度をマイコンで読みとリ、油の自然発火温度より低い温度で、かつ調理上必要とされない温度に達したとき自動消火するしくみになっています。
スポンサーリンク
