最近では、泥棒は錠前に関する知識・技術を得て、不正に開錠を行うピッキングや、サムターン回し、カム送り解錠が増えてきており、社会的にも大きな問題となっていますが、そんな技術をもっていなくても、周辺環境など条件さえ整えば、鍵やドアを破壊してしまえばそれまでのことです。
警察庁・警視庁の調べによると、侵人盗において、ガラスの打ち破り・格子破り・ドア錠破りなどの手荒い手口によって破壊侵入し、金品を奪って逃走するという事例が都市や都市近郊で増えています。
こうした乱暴な侵入方法に対する防犯対策は、特に出入り口、開口部を頑丈につくるしかありません。自分の家族を、そして財産を守るための防犯には、破壊に対して一定時間はもつ耐破壊性とも呼べる性能が求められます。
調査によれば、空き巣狙いが侵入をあきらめる時間は5分以内が約7割、10分以内が約9割となっています。つまり、開口部を破壊して侵入しようとしても、壊すのに10分以上かかれば、侵入者の9割はあきらめて逃げ出すということです。
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